2019年11月には、連邦政府は国家水素戦略を発表しました。この戦略ではオーストラリアの豊富な再エネ資源を活用し、2030年までにクリーン水素のグローバルプレイヤーとして、世界における水素のサプライチェーンにおいて重要な役割を果たすことという目標を掲げています。輸出産業としての水素の確立や、国内における需要創出のため、各州においても水素戦略の策定や主要港における水素ハブの開発にも近年非常に力をいれています。
水素における新たな技術革新や輸出・ハブに関連したプロジェクトへの補助金制度も連邦・州・準州政府レベルにて設立し充実したサポート体制を整えています。
日豪の政府間では、2019年のオーストラリアの水素国家戦略の発表以降、水素社会の実現に向けて共に取り組んでいくことについて共同声明を出し、脱炭素化社会の実現に向けた水素事業の二国間の連携について強固なパートナーシップを築いています。